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メイキング1・基本設定、ラフ~スキャン [メイキング]

サイドバーにて実施しているアンケートで、「制作過程紹介が見たい」という票を何票か頂きましたので(本当にありがとうございます)、先日アップしました「黒タイツバトン」のイラストのメイキングを紹介したいと思います。
今までの制作過程紹介のように工程の一部分を紹介するのではなく、今回は最初から最後まできっちり紹介しようかなと。
なるべく初心者の方でも解りやすいように説明と画像を多くして、また私が普段気にしていることや小ネタなども入れるよう心掛けました。

画像と文章がとんでもなく多くなってしまったので^^;、記事をいくつかに分けました。
今回は基本設定と、ラフ~スキャンまでです。その先は随時アップして行きたいと思います。

ではでは続きからどうぞ~。
画像が多くて重いので、ご覧の際はご注意下さい。

0)基本設定
まずは私が使用している画材とPCスペック、ソフトの紹介です。
画材やソフトは今回使用したものを書きましたが、他にもいくつかの画材やソフトを使用しています。

<画材>
・コピー用紙 (メーカーに拘りなし)
・鉛筆・シャーペン (メーカーに拘りなし)
・伊研の練り消しゴム
・印刷所から貰った同人誌サイズの漫画原稿用紙
・ゼブラのGペン
パイロット製図用インク

<PC>
マシン:Dell Vostro 200
モニタ:Dell付属のもの
モニタ解像度:1280*1024
CPU:Intel Core2 Duo 3.00GHz
メモリ:3.25GB (4GB入れてるんですが認識してくれてません…)

<周辺機器>
スキャナEPSON GT-7000U (ふっるいです、10年近く前のスキャナです…^^;)
タブレット:Intuos3 PTZ-630 (インテュオスのA5サイズです)

<ソフト>
ラフ・色塗り・効果入れや調整などCG作業の全般:PhotoshopCS3Ex
幾何模様作成・直線楕円の多い背景の線画作成など:IllustratorCS3
ペン入れ・色塗りなど:SAI

フォトショ・イラレは作業性の良さからもうCS3より前のバージョンは使えませんが^^;、機能面で言えば今回のイラストはフォトショ7以降、イラレ10以降であれば同じものが描けると思います。


続いて、ソフト使用時の画面についてです。
<Photoshopの画面と各部の名称>
Photoshopの画面と各部の名称クリックで拡大)
Photoshopの画面と、頻繁に使うパレットは大体このような感じです。

因みに私が使用しているCS3は、モニタを最大限広く使えるようインターフェースが工夫されているので、実際は下図のようにパレットを整理して作業しています。
0-普段はこんな感じ
Photoshop やIllustratorでは、Fキーを押すと全画面表示などの切り替えができます。
私は出来るだけ画面を広く使いたいので、「メニュー付きフルスクリーンモード」で作業しています。

<SAIの画面>
SAIの画面(クリックで拡大)
SAIの画面はこのようにして使用しています。
私は、メニューバーの「ウィンドウ」>「カラーサークル」「ユーザーパレット」「ステータスバー」「ブラシ系ツールでブラシ円を表示する」「色・ツール関連パネルを右に表示」にチェックを入れています。
他にも「クイックバー」「ビュー選択バー」も出ていた方が便利かもしれませんが、クイックバーはショートカットキーでも行えますし、ビュー選択は必要な時にしか使わないので、私は普段は表示していません。
それよりも作業スペースの広さを優先しています。

SAIはPhotoshopをベースにしたインターフェースや操作性になっているようなので、Photoshopが分かればSAIも感覚的に理解できると思います。
SAIはPhotoshopほどややこしくはないと思うので、Photoshopを持っていない方でもPCに慣れてさえいれば、少し使えば慣れることができると思います。


ややこしい説明は以上にしまして、実際の作業手順の紹介に入りたいと思います。


1)ラフを描いてイメージを固める
ラフ
まずは適当な紙に、小さなラフ絵を描いてイメージを固めます(大きさの対比にハイテックCを並べてみました)
おっぱいやらふとももやら全体的な雰囲気などは、この時から愛情と執着を持って取り組みます!
因みにこの時はパキケではなく、ツインテールのラヴォクスの予定でした。


2)下描き・ペン入れ
下描き
1のラフを参考にしながら、同人誌サイズの漫画原稿用紙の裏に鉛筆で下描きをします。
上図は下書きが終わった状態です。
その後、Gペンに製図用インクをつけてペン入れをします。

ペン入れにはミリペンを使うことも多いです。ですがミリペンだと線が太くなりやすく、今回は細めが良かったのでGペンを使用しました。

トレースしながらシャーペンでペン入れ、という方法もありますが、シャーペンペン入れはインクペン入れよりもスキャン後のゴミ取りや修正に手間がかかるので、私はあまり好きではありません。

下描きを取り込んでPC上でペン入れしたり、一からPCで描いたりすることもあるのですが、PCに頼り過ぎて基礎力が落ちている実感があるので、最近はなるべく紙の上で線画を描くようにしています(汗)


3)スキャン
ペン入れした線画をスキャナでPCに取り込みます。
スキャナとPCを繋いでフォトショップを立ち上げ、メニューバーにある「ファイル」>「読み込み」>「EPSON TWAIN 3 (32-bit)」をクリック。
下図のようなウィンドウが出てきます(スキャナのメーカーや機種によって異なります)

スキャン画面
「イメージタイプ」→「白黒写真」、「解像度」→「400dpi」を選び、読み取り範囲を人物の周りだけに指定して「取り込み」をクリックします。

グレースケールで取り込んでおいた方が線画修正が楽ですし、ファイルサイズも軽くなります。
解像度は少し高めに取り込んでおきます。この理由はまた後ほど。

スキャン直後
スキャン直後は、「背景レイヤー」というレイヤーに画像が表示されていると思います。
この背景レイヤーと通常のレイヤーは性質が異なるのですが、次に行う線画修正は背景レイヤーの方が楽なので、暫くは背景レイヤーのままで作業を進めます。

背景レイヤーと通常レイヤーの性質の違いは以下のようなものがあります。

<背景レイヤーの特徴>
・1ファイルにつき1枚しか作成できない
・全てのレイヤーの一番下にしか置けない
・「透明」の概念がない
・消しゴムツールを使った時や選択範囲で囲って移動した時にできる穴など、通常レイヤーにおいては透明部分が発生する所が背景レイヤーだと背景色で塗り潰される
(ブラシツールの白で描いた時と、消しゴムツールで白く消した時、効果と原理はまったく同じ)
・レイヤーの「描画モード」や「不透明度」などの設定が変えられない、全て一定
・レイヤーごと移動することができない
(移動したい時は、移動したい箇所を選択範囲で囲ってから移動ツールで動かす)
・通常レイヤーを塗り潰して全てのレイヤー一番下に敷くよりも、同じ色で塗り潰された背景レイヤーを作る方がファイルサイズが軽くなる
・背景レイヤーを削除してしまった後にもう一度背景レイヤーを作りたい場合は、任意のレイヤーを選択した状態で「レイヤー」>「新規」>「レイヤーから背景へ」

<通常レイヤーの特徴>
・1ファイルにつき何枚でも作成できる
・背景レイヤーよりも上であれば順序が自由に入れ替えられる
・「透明」の概念がある
・消しゴムツールを使った時や選択範囲で囲って移動した時にできる穴などは、全て透明になる
・レイヤーの「描画モード」や「不透明度」などの設定が変えられる
・選択範囲で囲わなくても、移動ツールでレイヤーごと移動することができる
・枚数が増えれば増えるだけファイルサイズが重くなる

基本的には、通常レイヤーがアニメで使われる透明なセル、背景レイヤーが一番下に敷かれる紙、と考えればわかりやすいと思います。
他には「調整レイヤー」などちょっと特殊なレイヤーもあるのですが、それはまた後ほど出て来た時に説明します。


4)保存
スキャンが終わった時点で、「黒タイツバトン」と名前を付けてpsd形式で保存(SK:Ctrl+S)します。
psd形式はPhotoshop特有の保存形式で、劣化せず、編集もしやすいナイスな保存形式です。
Photoshop特有と言っても、今では多くの画像系ソフトで扱うことができるので、特に理由がない場合にはpsdで保存すると良いと思います。


今回はここまでです。次回は線画の修正です!

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