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メイキング3・パーツ分け [メイキング]

メイキング第3回、今回はパーツ分けです。

自分でも思うのですが、細かすぎて全体の流れが掴みにくくなっていると思いますので(-_-;、取り敢えずザーッと読み流して、必要な時に必要な箇所だけ読み返して頂けると幸いです…

では続きからどうぞ~。
画像が多くて重いので、ご覧の際はご注意下さい。

1)RGBモードに変換する
今はグレースケールモードのままでカラーが扱えないので、「イメージ」>「モード」>「RGBカラー」でRGBモードに変換します。
グレースケールからRGBカラーへ
これでカラーが扱えるようになります。

因みに「RGBカラー」というのは光の三原色を利用して色を表示する方法です。
PCのモニタは光の三原色で色を表示していますので、Web用のイラストや個人的に描いて楽しみたいイラストなどは、RGBモードを利用すると良いと思います。
また、RGBモードで表示される色がCMYKモードでは表示されない・印刷できない場合があるので、特に印刷をしない場合や印刷時の色味のズレを気にしない場合は、RGBにしておいた方が表現の幅が広がると思います。

逆に印刷用のイラストの場合は、色の三原色+黒を利用して色を表示する「CMYKモード」にした方が良いです。印刷インクはCMYKが基本ですから。
RGBモードで描いて、完成後にCMYKに変換する、という手もありますが、RGBからCMYKに変換すると色がくすむ場合が多いので、印刷前提のイラストは始めからCMYKで描いた方が良いと思います。

ですが、モニタで表示される色と印刷にでる色との関係は、カラープロファイルなどの環境設定や、印刷機や印刷所によっても大いに変わってくるので、気になる方はお調べ下さい(--;
その辺りの設定に関しては、私が持っている範囲ですと「Photoshohpの強化書」という本に結構詳しく載っていました。アマゾンとかにあるかな…
印刷関係の本を漁れば、詳しく書いてあるものがあるはずです。

あと個人的な感想としては、同じ画像でRGBモードのものとCMYKモードのものの2つを用意して、それぞれを家庭用インクジェットプリンタで出力しても、そこまで差は出ないと思います(プリンタとモニタの色味の差などは勿論ありますが)
RGBモードCMYKモードの話が影響してくるのは、レーザープリンタで出力した時や印刷所に頼んだ時でしょうね。

と、ちょっとややこしい話をしてしまいましたが、基本的にはRGBでOK、印刷する時はCMYKがいいかも、ということだけ覚えて頂ければ大丈夫だと思います。


2)パーツ分け準備
さて話を戻しまして、パーツ分けの前にレイヤーの準備をします。

バックが透明を表す市松模様だとチラチラして作業し辛いので、下にレイヤーを引いて見やすくします。
「レイヤー」>「新規」>「レイヤー」もしくはレイヤーパレット下部の「新規レイヤー」アイコンをクリック(SK:Ctrl+Shft+N)して新規レイヤーを追加した後、「レイヤー」>「新規」>「レイヤーを背景に」で背景レイヤーを作成し、適当な色で塗りつぶし(SK:Alt+Delete)ます。
今回は白で塗りつぶしました。
通常レイヤーを白で塗りつぶして一番下に敷いてもいいのですが、通常レイヤーよりも背景レイヤーの方がデータサイズが軽くなるので、私は背景レイヤーを敷くようにしています。
背景レイヤーを作成、主線を30%に背景レイヤーを作成、主線を30%に
続いて、主線レイヤーの「不透明度」を30%に下げます。
こうすることで、パーツ分けの際に隅までしっかりと色が塗れているかがわかりやすくなります。


3)パーツ分け1・肌のパーツ分けとアクション作成
今回の本題であるパーツ分け作業に入ります。
パーツごとに下地となる色で塗りつぶし、最終的に下図のような状態を目指します。
パーツ分け完了
この作業が、機械的な割に結構手間と時間がかかるんです…
ですので時間短縮と作業の効率化を図るために、アクション機能を利用します。

アクション機能とは、一定の操作の流れを登録することで、その操作を自動的に繰り返し行うことができる機能です。
説明が下手なのでピンと来ないと思いますので^^;、実際にやってみたいと思います。

まずは肌をパーツ分けします。
自動選択ツールで肌を選択
主線レイヤーを選んだ状態(主線レイヤーをアクティブにする、と言います)で、自動選択ツール(SK:W)を使って肌色で塗る部分を選択していきます。

Shiftキーを押しながら選択すると、選択範囲を増やすことができます。Altキーを押しながらだと減らすことが出来ます。
オプションバーの「範囲」の値を大きくすることで、選択される色の差を大きくすることができます。
ですが今回の場合は値を大きくしてもあまり歴然とした差は見られません。写真画像などでは大活躍しますので、試してみて下さい。
その他、オプションバーにある「隣接」「全レイヤーを対象」チェックボックスのオンオフを切り替えることで操作性が上がったりもしますので、そちらも試してみて下さい。

肌選択完了
肌の部分を全て選択しました。
黒タイツの部分は肌がちょっと透けたような表情にしたいので、肌色も選択しておきます。
主線レイヤーの下に「肌」と名前を付けた新規レイヤーを作成(SK:Ctrl+Shift+N)します。

続いていよいよアクションの出番です。
新規セットを作成新規アクションを作成
メニューバーの「ウィンドウ」>「アクション」でアクションパレットを表示し、「新規セットを作成」をクリックした後に「新規アクションを作成」をクリックします。
アクションを作成と同時に、記録が始まります。

アクションに記録したい操作を行っていきます。
選択範囲の拡張縮小
まず、肌の部分が全て選択されている状態で、「選択範囲」>「選択範囲の変更」>「拡張」(SKはないから:Alt+S→M→E)で拡張量を5pxにしてOKをクリックします。
続けて、「選択範囲」>「選択範囲の変更」>「縮小」(SKはないから:Alt+S→M→C)で縮小量を4pxにしてOKをクリックします。
拡張・縮小前後
1px分拡張することで、自動選択では選択しきれなかった線のキワまで選択することができます。
一度拡張した後に縮小するのは、隣り合っているのに線で区切られている箇所の、線の部分まで選択するためです。

緑色で塗りつぶし
そして先ほど作成した「肌」レイヤーをアクティブにし、描画色を緑色にした状態でAlt+Deleteで塗りつぶした後、「選択範囲」>「選択を解除」(SK:Ctrl+D)で選択範囲を解除します。
肌をピッコロにするのは、肌色で塗りつぶしてしまうと背景の白と同化してしまい、しっかりと色が塗れているかが確認しづらいからです。

アクションの記録終了
ここで、アクションパレットの下部にある「再生/記録を中止」をクリックし、記録を終わりにします。
選択範囲の拡張、縮小、塗りつぶし、選択解除と、これまでに行った一連の操作が記録されているはずです。
この操作や設定などは、記録が終わった後に変更することが可能です。
ドラッグ&ドロップで順序を入れ替えたり、右下のゴミ箱に入れて一つの操作を削除したり、ダブルクリックをすることで数値を変更することができますので、記録の時はあまり緊張せずに気楽にやりましょう(笑)

さて、アクション機能の真価を発揮する前に、先ほど塗りつぶしたピッコロ肌のチェックを行います。
塗りつぶせていない所はブラシツールで(クリックで拡大)
拡大して見るとよくわかりますが、鋭角なところなどは隅まで塗りつぶせていません。これは選択範囲の性質上仕方のないことです。
これを、ブラシツール(SK:B)で地道に塗りつぶします。

塗りつぶしていく際に髪の方にはみ出てしまったとしても、後から髪レイヤーを上に重ねると結局見えなくなってしまうので、ある程度いい加減に塗っても大丈夫です。髪レイヤーが肌の方にはみ出すのはダメですけれども…
上に重ねるレイヤーのことなども考えて、適当にやっていい仕事はとことん適当にやってしまいましょう。


肌色で塗りつぶし
隅々まで塗りつぶせたら、肌レイヤーの透明ピクセルをロック(SK:/)して、肌色で塗りつぶし(SK:Alt+Delete)ます。
これで肌のパーツ分けが完了しました。

余談ですが、このパーツ分けの際に、線の下まできっちりと色を塗る方もいらっしゃるようですが、私がそれをやるとパーツ分けに倍の時間が掛かってしまうのでやっていません(-_-;
私の場合、最終的に主線はパーツに合わせて色を変えますし(色トレス)、最後縮小してしまえば殆ど見た目は変わらないので…
線以外の部分が塗れていれば良しとしています。
線の下まできっちりと塗ってはいません
線の下まで色を塗ると、影付けの時に線がチラチラしなくて作業しやすかったり、最後に色トレスせずに乗算だけで終わらせることができるなどメリットも多いのですが、パーツ分けの際に線の下まで色を塗る手間と天秤にかけたらそこまでやることじゃないや、と^^;
だってすっっっごく面倒でほんとにやりたくない作業なんだもん…


4)パーツ分け2・黒タイツのパーツ分け
続いて黒タイツをパーツ分けしましょう。
黒タイツ部分を選択
主線レイヤーをアクティブにし、自動選択ツール(SK:W)で黒タイツの部分を選択します。
肌レイヤーの上に、「黒タイツ」と名前を付けた新規レイヤーを作成(SK:Ctrl+Shift+N)します。

ここでアクションの出番です!
アクション再生
黒タイツレイヤーをアクティブにした状態で、先ほど記録したアクションを選択して「選択項目を再生」をクリックします。

アクション再生後
すると、選択範囲の拡張・縮小、塗りつぶし、選択解除の一連の操作が自動的に行われます。らくちん!
あとは塗りつぶしきれなかった所をブラシツール(SK:B)で塗りつぶして、黒タイツのパーツ分けは完了です。


5)パーツ分け3・その他の部分のパーツ分け
その他の部分も、アクションを利用してどんどんパーツ分けをしていきます。
パーツ分け完了
部分を選択→アクション再生→キワを手動で塗りつぶし、を繰り返して、上図のようになりました。
上図では主線レイヤーの不透明度は70%になっています。

レイヤーはこんな感じになりました
レイヤーは基本的に1色につき1枚です。
ですが、違う色でも隣接していないパーツは一枚のレイヤーにまとめています。
逆に、同じ色でも隣接していると塗りづらいパーツは別レイヤーにする場合もあります。
今回は、服の青と髪は同じ色ですが別レイヤーに分けました。黒タイツは肌が透けたような効果を出したかったので、これも単独で別レイヤーに分けました。
レイヤーは多ければ多いほどデータサイズが重くなるので、PCスペックが不安な方はそのあたりを工夫してみて下さい。


6)画像の縮小
画像解像度
パーツ分けが終わった所で、「イメージ」>「画像解像度」で「解像度」を300dpiに落としてOKをクリックします。
…という作業を普段なら行うのですが、今回はド忘れしていて400dpiのまま完成させてしまいました~^^;
「スタイルを拡大・縮小」「縦横比を固定」「画像の再サンプル」には全てチェックを入れ、再サンプル方法は「バイキュービック法(滑らかなグラデーションに最適」を選びます。
解像度を下げると自動的にピクセル数も小さくなります。

なぜ400dpiで取り込み、このタイミングで縮小するのかと申しますと、1つ目は縮小することでアラを潰して綺麗にするため、2つ目はパーツ分けの作業に掛かる時間を短縮するためです。

私はこのパーツ分けに時間が掛かり過ぎていると感じ、時間を短縮するにはどうしたらいいのかと考えました。
極力効率良く作業できるようにしていますし、省ける動作もあまりありません。
ではどこに時間が掛かっているのか、それは恐らく「アクション実行後に行うブラシツールでのキワの塗りつぶし」だろうと思いました。
けれどこの作業をいい加減にやるわけにも行きません。
ならば、「アクションで塗りつぶしきれないキワの面積自体を減らすしかない」と考えたのです。
そこで取り入れたのが「高解像度でパーツ分けをする」でした。

実際にやって頂ければ分かりやすいのですが、200dpiの画像をアクションで塗りつぶした時と400dpiの画像をアクションで塗りつぶした時を比べると、後者の方が「キワの塗り残し」が少ないのです。
ですので、400dpiでパーツ分けをし、ブラシツールで塗りつぶす手間を少しでも省くようにしています。掛かる時間も、多少ですが短縮されました。

ですが400dpiで作業をするのはPCに負担が掛かることですので、パーツ分け時の解像度をどうするかはご自身のPCスペックを見ながら検討して下さい。
もしも400より低い解像度で作業する場合は、スキャン時は400dpiで取り込み、線画修正のレベル補正が終わった辺りで解像度を下げると良いと思います。
スキャン時に高めで取り込んでおいて後から縮小する方が、アラが潰れて綺麗に見えますので。

ついでに、解像度云々の話が出てきたところで解像度やピクセルの話もしておきたいと思います。

私は「ひょっとしたら印刷するかもしれないから…」という考えから、最低でも300dpiにするようにしています。そして最小でもハガキサイズに印刷できるようにしているので、長い辺が1700px以上になるようにしています。
個人で楽しんだり、Web専用のイラストの場合は、200dpiもあれば大丈夫だと思います。ピクセル数は、掲載サイズなどにもよりますが、長い辺が1000~1500pxもあれば大丈夫ではないかと…
解像度が高くなれば高くなるほど、ピクセル数が大きくなればなるほどデータサイズが重くなりますので、PCスペックや最終的な掲載サイズなどを考えた上で決定して下さい。
完成させた後にちょっと縮小した方が、アラが潰れて綺麗に見えるので、その辺りも考慮に入れておくと良いと思います。

ええと、解像度とピクセルと印刷サイズにはふか~い相互関係があるのですが、それを説明しようとするとそれだけで記事が一つ書けてしまいそうなので、申し訳ございませんがここでは割愛させて頂きます…
(単純なことではあるのですが、文章にしようとするとややこしいことになりそうなので^^;)
ですが基本事項且つ重要なことですので、ちゃんとイラストを描いて発表したり残しておいたりしたい方は、知っておいた方が絶対に良いと思います。
「解像度 ピクセル 印刷サイズ」や「解像度と印刷サイズ」などでググると詳しく載せているサイトがあると思いますので、調べてみて下さい。
イラストを描いた当時は良かったけど、後になって急遽印刷しなければならなくなった時に「なんであの時こんな解像度のこんなサイズで描いちゃったんだ!!」と後悔することになり兼ねませんので…(←後悔した人)


長くなりましたが、今回はここまでです。
次回は色塗りに入ります。
ややっこしい説明部分はほぼ終わった筈なので、あとはまとめるのも楽になる…といいな…!

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