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メイキング7・主線の色変え、各種調整、背景の合成 [メイキング]

メイキング第7回、今回は主線の色変え、各種調整、背景の合成です。

では続きからどうぞ~。
画像が多くて重いので、ご覧の際はご注意下さい。

1)主線の色変え(色トレス)1・肌
主線の色を、パーツに合わせて変えていきます。
(「主線の色変え」という言い方の他に、「色トレス」という言い方もあるようです。)
この作業がまた面倒で嫌いなのですが、これさえ終わればあと少し…!と自分を奮い立たせて頑張ります。

主線を100%に
30%だった主線レイヤーの不透明度を100%に戻します。
黒の主張が強過ぎて気持ち悪いですね…

まずは肌の線色から変えて行きます。
肌色で塗りつぶし
主線レイヤーの「不透明部分の保護」をチェックし、スポイトツール(SK:Alt押しっぱなし)で肌の二段階目あたりの影色を拾ってCtrl+Fでで塗り潰します。

明暗をつけます
スポイトツールで明るい肌色を拾って、主線の明るくしたいところを塗っていきます。その後、暗くしたいところを塗ります。
「混色」の値を20に下げた水彩筆を使います。
基本的に線は、内部の塗りに使われている色よりも若干暗い色で塗っています。
線が目立ちすぎないように、でもちゃんと線だとわかる程度にしています。
肌部分の色トレスはこれで完了です。

始めに肌色で塗り潰すのは、そうした方が手間が若干省けるからです。
最終的には全ての線の色を変えるわけですから、黒い線をブラシツールでちまちま塗っていくより、一番線が多いパーツや面倒なパーツを始めに塗り潰してしまった方が手間が省けるのではないかと考えました。
一番始めに変えるのは、一番線が多いパーツや、一番面倒なパーツを選ぶといいと思います。
今回は肌でしたが、大体は髪の場合が多いです。ロングヘアだと線が多くて面倒ですから^^;
また、PC上でペン入れをする場合などは、明らかに色変えが面倒なパーツ(髪など)を別レイヤーに分けてペン入れしてしまうと楽かもしれません。


2)主線の色変え(色トレス)2・髪
続いて、髪の線色を変えます。
主線レイヤーの上に新規レイヤーを作成し、クリッピングします。

髪を塗りつぶし
スポイトツールで色を拾い、髪の線の部分をブラシツールで塗ります。
既に色トレスが終わっている肌の線にははみ出してはいけませんが、他のパーツにはガンガンはみ出しちゃって大丈夫です。どうせ後で変えますからね!

明暗をつけます
そしてレイヤーの「透明部分の保護」にチェックを入れて、水彩筆で明るいところ・暗いところを塗っていきます。
透明部分を保護しているので、筆を乱雑に動かしても大丈夫です。

わざわざ新規レイヤーを作ってクリッピングせずに直接透明保護をした主線レイヤーに塗ってもいいのですが、そうするといちいち色トレスが終わっている線を気にしなければならないので、筆を乱雑に動かしたいがためにこの方法を取っています。
遣わなくても済む気を遣うのキライさ…省けるならなんでも利用します。

明部・暗部が塗り終わったら、髪の色変えレイヤーを主線レイヤーと結合(SK:Ctrl+E)します。
流石に全パーツ分のレイヤーを残しておく気にはなれませんでした^^;


3)主線の色変え(色トレス)3・その他
その他の線も、髪の時と同じ要領で色を変えていきます。
新規レイヤークリッピング→基本色で塗って→透明部分を保護→水彩筆で明部暗部を塗る→レイヤー結合、の繰り返しです。

色トレス完了
主線の色変えが終わりました。
主線レイヤーだけを表示すると、下図のようになっています。

あーめんどくさかった!

これで面倒な作業は大体終わりです。
SAIでの作業もここまで、次からはフォトショに戻ります。


4)レイヤー合成モードの調整
再びフォトショに戻り、「黒タイツバトン.psd」を開きます。

覆い焼きカラーに
SAIとフォトショはレイヤーの合成モードの互換性が完璧ではないため、SAIで「加算」に指定したレイヤーがフォトショでは「覆い焼き(リニア)」に変わってしまい、また表情も若干変わってしまいます。
今回は、瞳の塗りに使った2枚の「加算」レイヤーが「覆い焼き(リニア)」になってしまいました。
この2枚のレイヤーを「覆い焼き」モードに変更します。
覆い焼きはSAIの加算とは若干表情が違うのですが、とりあえず今回はそれで良しということで。


5)黒タイツの色調整
黒タイツ肌色すぎ
黒タイツの色味が、透けている肌色の影響でオレンジっぽくなり過ぎているのが気になります。
ですが完全なグレイにするのも物足りないので、ここで調整レイヤーの力を借りたいと思います。


調整レイヤーとは、レイヤーの種類のひとつです。
ですが通常レイヤーや背景レイヤーとはまたちょっと違ったレイヤーでして、言葉で表すなら色を調節する機能を持ったレイヤー、とでも言いましょうか…

例えば、明るさ+30の「明るさ・コントラスト」レイヤーを作成すると、そのレイヤーから下のレイヤーは全て明るさが+30された状態になります。
ですが下のレイヤーそのものが明るくなったのではなく、「明るさ・コントラスト」レイヤーの影響で明るく見えているだけです。
「明るさ・コントラスト」レイヤーを削除してしまえば元に戻りますし、後から明るさを-30に変えることもできます。

「イメージ」>「色調補正」で行う色調補正は、ヒストリーが流れてしまった後では元に戻すことができませんが、調整レイヤーを使えば、いつでも元に戻したり微調整をすることができます。
元の画像を痛めずに色調補正ができる、といった感覚です。
イラストを描く時だけでなく、写真補正の時などにも大活躍する素敵機能です。

調整レイヤーはクリッピングマスクを作成(=SAIの「下のレイヤーでクリッピング」)することもできますし、今回やるように選択範囲を取ってからレイヤー作成をすることで、調整を適用する範囲を限定することができます。
また、レイヤーマスクと同じ原理と方法で、適用範囲の追加・削除が自由に行えます。
(レイヤーマスクに関しては、今回のメイキングでは使わなかったので申し訳ないのですが説明を割愛させて頂きます… ご存知の方は、調整レイヤーでも同じことができますので試してみて下さい。)

言葉で説明してもピンとこないと思いますので、実際にやってみたいと思います。


黒タイツの範囲読み込み
まずは黒タイツレイヤーをアクティブにし、「選択範囲」>「選択範囲の読み込み」で「黒タイツ 透明部分」を選んでOKをします(SK:Ctrl押しながらレイヤーパレットのレイヤー名クリック(CS3はサムネイル(サムネイル表示にしていない場合はブラシアイコン)をクリック(みかげさん教えて下さってありがとうございます…!)
黒タイツの色が塗られている部分だけが読み込まれました。

色相・彩度調整レイヤー作成
選択されたままの状態で、レイヤーパレット下部中央にある「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」アイコンをクリックし、「色相・彩度」を選びます。
ダイアルボックス
色調補正の「色相・彩度」でお馴染みのダイアルボックスがでてきますので、彩度を-40にしてOKします。
黒タイツの下に移動
「色相・彩度」という名前の調整レイヤーが作成されるので、黒タイツレイヤーの下に移動します。

調整レイヤービフォーアフター
黒タイツの下に透ける肌の色が少し抑えられました。

調整レイヤーで彩度を落とすことで、黒タイツと重なる肌色を抑えたのです。
後から「色相・彩度」の数値を変更したい場合は、レイヤーパレットで「色相・彩度」レイヤーの名前の左にある白黒の円のアイコンをダブルクリックすることで、再びダイアルボックスを開くことができます。


6)画像サイズの調整
背景を入れるために、画像サイズを大きくします。
切り抜きツールで大きく
切り抜きツール(SK:C)で画像全面を囲った後に、四隅の□を広げてサイズを大きくし、Enterキーを押して確定します。
切り抜きツールを使えば感覚的にサイズ調整ができますが、明確な数値が決まっている場合は「イメージ」>「画像サイズ」でサイズ調整を行うと便利だと思います。

背景レイヤーに
一番下に敷いてあるレイヤー(元背景レイヤーですが、SAIで作業したことで通常レイヤーに変換されています)をオレンジで塗りつぶし、「レイヤー」>「レイヤーから背景に」で背景レイヤーに変換します。


7)背景の合成
イラレで作成
Illustratorで背景用の幾何模様を作成し、「黒タイツバトン背景.ai」と名前を付けて保存します。
これをPhotosopで合成します。
(この幾何模様の制作過程も紹介しようかと思ったのですが、それだけでもう一本メイキングが作れそうなボリュームになりそうでしたので今回は割愛させて頂きます><;)

フォトショで開く
「ファイル」>「開く」で「黒タイツバトン背景.ai」を開くと、上図のようなダイアルボックスが出てきます(フォトショのバージョンによって違います)

開いたよ
サイズと解像度を「黒タイツバトン.psd」に合わせてOKをクリックすると、上図のようなファイルができます。

移動して位置あわせ
それを移動ツール(SK:VもしくはCtrlキー押しっぱなし)で「黒タイツバトン.psd」に持って行き、背景レイヤーの真上に移動して位置の調整を行います。
幾何模様を入れた後、再び画像サイズの調整も行いました。


レイヤー構成(クリックで拡大)
この時点でのレイヤー数は合計43枚、構成は上図のようになっています。
背景を合成した後に、「やっぱりこのパーツの色おかしい」となる可能性もあるので、各パーツの影レイヤーもまだ統合していません。
(次回の頭に統合することになると思います)


長くなりましたが、今回はここまでです。
次回は全体の調整になります。
次回でメインの作業は終わると思います!

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